感想&コメント置き場

読者さんが私という焚火に燃料(やる気)を投下する場所です。 気が向いたらで構いません。更新した際に書いてやってください。私がやる気になります。

悪魔のゲーム【各話リスト】

こちらはゲーム版 神様のゲーム続編『悪魔のゲーム』、悪魔の章、神の章、それぞれの目次ページとなります。 初めてご覧になる方は以下の「悪魔のゲームについて」、続いて「悪魔の章 序章」の順に読まれることを […]

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悪魔の章 037.スパイは二人いる

「だから神と答えろと忠告してくださったのですね……」 澄と北岡の双方が、敵陣営を内部から侵すべく送り込まれたスパイ。 しかもそれは陣営の主《あるじ》――神と悪魔それぞれが、みずから主導した戦術だとする […]

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悪魔の章 036.死体の行方

「狙撃されたのか」 琴子からそこまでの説明を受けたところで、壮士は改めて周囲を見渡した。 何の変哲もないビジネスフロア。その広さは100平米弱といったところか。 フロア内にはビジネスデスク・チェアが散 […]

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悪魔の章 035.風切り音

そこからの流れはおおよそ壮士も知るところだ。 澄は琴子が持っていたインカムを通じて壮士に連絡を取り、琴子を捕らえていることを伝えた上で会う約束を取り付けた。 琴子はそのやり取りを直ぐ側で聞いていて、ご […]

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悪魔の章 034.ろくでもない結末

この直前での方針転換は琴子にしては珍しい、完全なる無策なものだった。 「改めて申し上げます。わたくしとお兄様の所属は『神』です」 ほんの一秒前まで悪魔と告げるつもりだった。 だが神と告げた。いっそ告げ […]

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悪魔の章 033.神か悪魔か

佐橋なる女との合流はつつがなく果たされた。 彼女は琴子に対して警戒感ありありな眼差しを向けてきたものの、北岡がそうであったように、暴力を振るうでもなく、乱暴に扱うでもなく、キツイ言葉を吐くどころか話し […]

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悪魔の章 032.≠(not equal)

北岡のパートナーとの合流地点を目指す道程において、琴子は捕虜に相応しい扱いを受けていた。 「次はあのビルだ」 数少ない植え込みに身を潜めながら、北岡が数十メートル先にあるビルを指差す。 琴子が息を乱し […]

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悪魔の章 031.琴子の第二戦

円成寺琴子はみずからの能力《ちから》を正確に把握している。 気位が高いことは自他ともに認める一方、決して自信家ではなく、また楽天家でもない。 少なくとも琴子本人は自身を臆病な人間であると考えている。 […]

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悪魔の章 030.佐橋澄(下)

琴子を拐《さら》った女が指定したB11番出口近く。 その近隣に位置する、とあるテナントが三人の会談場所となった。 「この事務室なら普通に話しているぶんには音が漏れないわ。出口は東西に二箇所。万一鬼が接 […]

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悪魔の章 029.佐橋澄(上)

「万一愛しいお兄様を撃とうものなら、その頭に鉛をぶち込みます。オーケー?」 言って琴子が一歩、女との距離を詰めた。 「ぐっ……」 壮士は下手に動くことはせず、顔を歪ませている女の一挙手一投足に目を光ら […]

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悪魔の章 028.Good Luck

さっそく下手を打ってくれた参謀殿を嘆くのもそこそこに、壮士は可愛い妹候補を拐《さら》ってくれた犯人と接触すべく地下に潜った。 もっとも、移動ひとつするにも精神が削られる。 鬼との再接敵は当面あいだ避け […]

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クロ

クロ

自作小説を投稿しています。成年向けの内容を含みますので18歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい。
ノクターンノベルズにて「神様のゲーム」連載中です。 ゲーム版の公式サイトはこちら